間質性膀胱炎は、細菌の感染による病気ではないので、一般的な細菌性膀胱炎で行われている薬の治療などでは、症状が治まる事はなく、それと気がつかなければ、いつまでたっても痛みや頻尿に苦しみ続ける事になります。ですから、きちんとした診察と、検査が必要になります。そのなかにはどんなものがあるのでしょう。
■検査の前の問診
まず、膀胱炎の症状である、膀胱の痛み、頻尿、尿意切迫などを何度も繰り返していて、治りにくいというような方は、この間質性膀胱炎の可能性を疑いを持つ必要があるかもしれません。まず、間質性膀胱炎は、確信的な原因こそ判明していませんが、各患者にそれぞれ、似たような条件を伴う場合があり、そのような事がないか問診によって見極めていきます。この問診は。どんな病気のときも病院で医師が最初に行う事ですが、例えば、家族の中で、同じような症状を持った人はいないかどうか聞かれる場合がありますが、管質性膀胱炎は、遺伝的な傾向の見られる病気であると考えられている部分もあります。また、過去の膀胱炎に関しての病歴などを聞かれることもあり、これは管質性膀胱炎の方の中には、過去に膀胱炎を起こしたことがある場合が多く見られ、それが何らかのきっかけになって、起こっている可能性もあるからです。
■管質性膀胱炎の検査
このような問診を受けた後に、尿検査や尿の細胞診などの検査を行います。尿検査では、尿の中の白血球や赤血球を調べ、白血球が混ざっている場合には、尿培養を行って、尿の中に細菌がないかどうかをチェックします。この結果、大腸菌などの細菌が見つかれば、そこで一般的な細菌性の急性膀胱炎だということがわかります。また、尿検査の結果が膿尿(白くにごった尿)で、細菌がなかった場合、膀胱結核である可能性もあるため、結核菌の検査も行います。この検査によって、細菌性の膀胱炎でもなく、膀胱結石でもないと判明した段階で、今度は尿の細胞を調べます。これは、膀胱がんにも、膀胱炎と同じ頻尿や尿意切迫といったような症状が見られることもあり、その可能性を消すために行います。また、膀胱の中の圧を調べる膀胱内圧測定を行う事もあります。このような検査を受けたあとに、管質性の膀胱炎の疑いがあった場合、精密検査に移るわけですが、その中身は、膀胱鏡検査、膀胱生検査やカリウム感受性検査、アレルギー検査といったようなものになります。しかし、この管質性膀胱炎という病気は、この症状があるからといったよな断定的な原因要素はなく、検査の目的としては、その他の泌尿器系の病気を全て否定し、その可能性を除外していくという意味があるため、様々な角度から病気を見る必要があり、結果、多数の検査を受ける必要があると言えます。
